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「命のアサガオ」

「命のアサガオ」 -環境保健委員会-

「命のアサガオ」は平成5年に白血病のため7歳で亡くなった新潟県の丹後光祐(コウスケ)君が3カ月間だけ通った小学校で大切に育てていたアサガオのことです。
お母様の丹後まみこ様がそのアサガオを育て続け「アサガオ親善大使」となって、命の尊さ白血病に苦しむ人がいることを知って欲しいと願って多くの小学校などに配られています。今は全国各地で花を咲かせています。
国際ソロプチミスト宇都宮はその活動に賛同して今年で10年目、宇都宮市内の10校の小学校に種を届けました。今年はコロナ禍で学校行事もままならない中、宇都宮市立田原西小学校の皆様が快くこの活動に協力してくださいました。大変有り難く心より感謝致しております。また、今年は梅雨の長雨や厳しい残暑と天候不順にもかかわらず無事に種の収穫をすることができました。
令和2年10月27日ソーシャルディスタンスをきちんと取られたランチルームで種の受領式がありました。1年生の生活科の授業で「コウスケ君こんなにおおきくなったよ」をテーマにこれまでの栽培記録や天国のコウスケ君に宛てた手紙を読み上げた後、コウスケ君のお話のDVDの映画を観ました。司会も挨拶も全て児童の手による素晴らしい集会でした。
先生のお話では、児童はアサガオにコウスケ君を重ね、友達のように話をしながらお世話をしていたそうです。感受性の豊かな時期に実体験として何かを思い、誰かのために心を寄せ命の大切さ、豊かな感情が湧くという貴重な体験ができたことを感謝しますと、校長先生がおっしゃって下さいました。そのお手伝いを私達ができましたことを大変嬉しく思っております。
DVDの映画を一生懸命に見て涙を流している1年生の純粋な姿に私達も涙が止まりませんでした。
この思いのこもったコウスケ君の「命のアサガオ」の種を11校目の宇都宮市立岡本小学校へとリレーさせて頂きます。折り紙でできたアサガオの花が飾ってあるお洒落な箱の中に大切な種が沢山入っています。
田原西小学校のみなさんありがとうございました。
岡本小学校のみなさんよろしくお願いします。

環境・保健委員会委員長 大塚順子

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11.10IS宇都宮ホームページ 命のアサガオ.pdf
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